会長挨拶

同窓会長 中尾 勉

高田高等学校同窓会の皆さまには、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

昨年は、非常に強い台風10号が国東半島を直撃し、香々地の竹田川や桂川が氾濫し、大きな被害となりました。

今年は、北部九州の梅雨明けが、平年よりもかなり早い6月27日との発表があり、特に7月の雨量につきましては、観測史上、最も少なかったとされ、記録的な少雨となりました。こうした中、地下水を水源としている上水道の取水量が減少、また、稲作などの農作物におきましても、水不足による影響が懸念されましたが、幸いなことに、8月10日にまとまった雨が降り、上水道については水位が安定し、農作物にとっても恵みの雨になったものと思っております。

さて、4月13日の豊後高田市長選投開票で3選を果たした佐々木敏夫氏(82歳)は、全国市長会最高齢市長にもなり、人口減少対策を最重点課題とし、国に先駆け様々な対策を講じています。今年4月21日から「高田高校の希望する全ての生徒に昼食の無料提供」を開始し保護者から大変喜ばれています。

本部同窓会定期総会につきましては、6月7日に開催し、佐々木市長、安田副市長、河野教育長、佐藤県議をはじめ多くのご来賓の方々のご臨席をいただき盛大に開催することができました。

将来にわたって高田高等学校の持続的な在り方について、毎年、8月に大分県教育委員会へ要望書の提出にも取組んでいます。また、関西支部同総会、在京同総会の定期総会にも参加することができ、広報誌「青鷹」、同窓会ホームページの更新等ご意見をいただきました。

遠く離れた地でご活躍中の同窓会会員の皆様には、子育て支援のためのふるさと納税のパンフレットを同封しています。令和6年度の寄付金額は、約3億2千万円で、競争の激化や制度の見直しがされる中、4億円を超えることはできませんでしたが、皆さまからの温かいご支援に感謝申し上げます。

高田高等学校に対する地域住民の期待は、難関大学合格から地元企業への就職まで多岐にわたっています。また、今年は、東京大学に35年ぶりに合格しました。県北地域を中心に広い範囲から意欲ある生徒が学ぶことができる環境を整えています。 

青鷹寮の運営は市外から、高田高校へ通う高校生のための男子寮です。同窓会を母体とした青鷹寮運営委員会が豊後高田市ふるさと納税基金からの支援を受けながら運営しています。

本部同窓会、といたしましては、同窓生の足元を照らし、同窓会の本来の役割を果たすことができれば高田高校の発展に少しでも寄与できると考えております。

終わりに、皆さまのより一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではありますが、本部同窓会会長のご挨拶とさせていただきます。